モチーフとネーミング考察
メソポタミア文明で知られるシュメールから来ていると思われる。古代四大文明の一つであり、現在のイラク周辺。ただ、公式ムービーで出てくるキャラクターがエジプトの神アヌビスの様ないで立ちだったり、スメールの時のBGM、または現在のゲーム内でも学者が多く、リサもスメールの学術院を出ていたりすることから国自体はエジプトの方がしっくりくる気がします。神や用語の感じからインドもモチーフになっていると思われます。
知恵の神を持つ国。知恵と知識の探求は止まることを知らない。
知識が「資源」として統一管理されている。そのために先代の草神マハールッカデヴァータの遺産であるアーカーシャというシステムを使用している。
草神の愛称は「クラクサナリデビ」。
政府的な組織が「賢者」と思われる。
スメール以外で「星読み」の技術を持っている人はいないらしい。
スメールの特に大人は夢見ない。スメール人夢を見ないという説が生まれたが現地の人々は、これを理性と知性と象徴と捉え、誇りに思っている。
アシャヴァンレルム
- アパーム叢林(あぱーむそうりん)
- 雨の果て(あめのはて):「ここは雨なき地であり、同時に雨が誕生する地である。ヴァーナを浄化する雨は、ここから始まり、ここで終わる。」
- ヴァルナ秘宝(ヴぁるなひほう):ヴァルナ神器は力の顕現。命の水をもたらし、ワルカをヴァーナに変え、不毛な土地を生命に満ち溢れさせた。根と同じ深さにヴァルナ神器がある。アランムフクンダとマハールッカデヴァタがヴァルナ神器を生み出した。
- 隠されし洞窟(かくされしどうくつ):イリヤースの案内でここまでやって来た。ここはシラージが実験をしている場所のようだ…
- 林の夢(はやしのゆめ)
- 有頂の塔(ゆうちょうのとう)
- キャラバン宿駅(きゃらばんしゅくえき):高く堅固な熱砂の嵐を阻んだが、知恵の恩恵も拒否してしまった。しかし、神の恩恵はすべての人へと平等に与えるべきものではなかったのか?
- 金砂の旅(きんしゃのたび)
- 晴雨の経緯(せいうのけいい)
- ダーリ遺跡(だーりいせき)
- パルディスディアイ:ガーデンには晶蝶よりも綺麗な花が数えきれないほど植えられている。これは思考を嗜む者に許された楽園である。
- ヤスナ幽境(やすなゆうきょう)
- 幼夢の欠片(ようむのかけら)
アビディアの森(あびでぃあのもり)
地上のすべての知恵が集まるところ。繁茂せし聖樹の下、シティの賢者たちは既に遍計していた。スメールへようこそ、答えを探す旅人。
「ルークデバタダケ」が採れる森。キノコが育つのに適した温度と土壌を持っている。
- 縁覚の塔(えんかくのとう)
- 汚染区域の源(おせんくいきのみなもと):森の深部にある汚染の源。異常な地脈エネルギーはここから漏洩しているようだ。
- ガンダ丘(がんだおか)
- ガンダルヴァー村(がんだるヴぁーむら):「知恵の花咲く城は我らにあり、無明の密林もまた同じ。その宝樹に鈴生りたるは、夢失いし国土の残滓か。」
アビディアの森のレンジャーの拠点。 - 「神降工房」(「しんこうこうぼう」):「神を創る…我々は人類の知恵をもってして神を創っているんだ!」――アザール
- スメールシティ:神が全ての真実と真理を求める学者たちのために作った街。巨大な聖樹の上に築かれている。
- グランドバザール:スメールシティの玄関口。
- アニ洗染(あにせんせん):窃盗の疑いがあり、現在はもぬけの殻。
- 鍛冶屋シャムシール(かじやしゃむしーる)
- カリミ取引所(かりみとりひきじょ)
- 北国銀行(きたくにぎんこう)
- ジュート香料店(じゅーとこうりょうてん)
- ズバイルシアター
- スライカブランケット店(すらいかぶらんけっとてん)
- トレジャーストリート
- バカラ雑貨店(ばからざっかてん)
- ファーザネ商船会社(ふぁーざねしょうせんがいしゃ)
- プスパカフェ
- メナケリーショップ
- ランバド酒場(らんばどさかば)
- スメール教令院(すめーるきょうれいいん):スメールにある学術機関。リサが卒業している。スメールの実務を担っている。「生論派」「明論派」「知論派」「素論派」「妙論派」「因論派」といった六つの派閥がある。
- アムリタ学院(あむりたがくいん):六大学派の一つ生論派の学院。教令院で最も古い学科。代表色は緑。生物学、生態学、医学などの学科がある。卒業生は主に医学系の職につく。ヘディーヴが所属している。
- ヴァフマナ学院(ヴぁふまながくいん):六大学はの一つ因論派の学院。スカーレットキングの残した理論に対する否定と反省から始まった。代表色は黄色。歴史学や社会学などの学科がある。
- クシャレワー学院(くしゃれわーがくいん):六大学派の一つ。駆動装置の研究と製造をしており総合的な知識を必要とする。代表色は白。建築学や機関術などの学科がある。卒業生は主に建築関係の職につく。
- スパンタマッド学院(すぱんたまっどがくいん):六大学はの一つ素論派の学院。代表色は赤。錬金術、元素学、地脈学などの学科がある。各地で地脈を視察する必要があるため遊学者「ダリオッシュ」が多い、
- スラサタンナ聖処(すらさたんなせいしょ)
- 知恵の殿堂(ちえのでんどう)
- ハルヴァタット学院(はるヴぁたっとがくいん):六大学はの一つ知論派の学院。代表色は黒。言語学や符文学などの学科がある。
- ラザンガーデン
- ルタワヒスト学院(るたわひすとがくいん):六大学はの一つ明論派の学院。代表色は青。天文学や占星術などの学科がある。
- 漂う記憶(ただようきおく):とある人形の記憶。かの人形はファトゥスの「散兵」であり、たたら砂の地にかつて現れた傾奇者でもある。
- ビマリスタン:アムリタ学院傘下の医療サービス機関
- レグザー庁(れぐざーちょう):「三十人団」の駐屯地。
- グランドバザール:スメールシティの玄関口。
- チンワト峡谷(ちんわときょうこく)
- ヤザダハ池(やざだはいけ)
アルダラビ河谷(あるだらびかこく)
「賢者の説法とはかくも退屈なものか。花を醸した美酒を注ぎ、七つの海を征する旅に出た方がましだ。」
- ヴィマラ村(ヴぃまらむら):ヴィマラ村には、穏やかな生活以外に何もない。疲れ果てた旅人よ、ゆっくりと休息を。
- オルモス港(おるもすこう):スメールの対外貿易の港。他国からの商人や船隊がたくさんいる。スメールシティからも遠く離れているため、教令院の管理が甘く「グレー」な取引も行われている。
- アジャンタ彫刻店(あじゃんたちょうこくてん):オルモス港で最も人気のあるおもちゃ屋。新しいおもちゃを発売する度、全オルモス港の子供たちを釘付けにしてきた。
- ウィカラ隊商宿(うぃからたいしょうやど):オルモス港の貿易拠点。
- シャープールホテル:オルモス港の宿屋。
- ジャファータバーン:オルモス港の酒場。
- ファーロス灯台(ふぁーろすとうだい)
- 河谷の闇路(かこくのやみじ)
- デーヴァーンタカ山(でーヴぁーんたかやま):「諸君、カーンルイア数千年の歴史が我々を見ている!」
- ヴィフ旧窟(ヴぃふきゅうくつ):「遺跡巨象」の炉心が封印されている地下遺跡。
荒石の蒼漠(あらいしのそうばく)
- アフラシアブ洞窟(あふらしあぶどうくつ):かつて、自らの力で神を超えようとした人間がいた。この巨大な溶炉は、その象徴であったようだ。古くなった工房に手を入れる者がいなくなって随分経つが、溶炉の炎は相変わらず輝き続けている。
永世嘆きの扉…壮大で崇高な扉は、地下世界に通ずる脇門でしかない。今や、重き扉は閉ざされ、その向こうに栄えていた古国も廃墟になっている。 - アル・ヌハスの都(ある・ぬはすのみやこ)
- サムドラ海岸(さむどらかいがん)
- 鉄和山(てつなざん)
- トゥニギの黒淵(とぅにぎのこくえん):「…淵底から溢れ出る泥沼が、ようやく引いていく。ダーリの後継ぎも、正法に畏服する。千の歌が斉唱し、霖雨はしばし止む。」
- ドゥル・カルナイン峠(どぅる・かるないんとうげ)
- 溶鉄の孤砦(ようてつのこさい):溶鉄と赤銅からなる古い塀は、赤砂の国の境界を示していると言われている。かつて、烈日君王の戦車がここを発ち、仄暗い山々の間をさまよう魔霊を追い払ったという。その後、金色に輝く列国は流砂に沈み、鉄で鋳造された高い壁も凡人の王とともに忘れ去られた。そして、誰も知らない遺跡だけが残ったのだ。
ヴァナラーナ
●正式名称は「マハヴァナラーナパナ」意味は「偉大な夢のヴァナラーナ」
「空や大地がどんなに曇っていても、キミの心が暖かな太陽のように黄金色の光を放っている限り、希望はきっとついてくる。」
ヴィシュッダ辺土(ヴぃしゅっだへんど)
ヴェルーリヤ・ミラージュ
- 隠者の遊園(いんじゃのゆうえん)
祈者の劇場(きしゃのげきじょう)
銀瓶の庭(ぎんびんのにわ)
蔓生の渓谷(まんせいのけいこく)
失われた苗畑(うしなわれたなえばたけ)
- アシュヴァッタ神殿(あしゅヴぁったしんでん)
- アシュヴァッタの樹(あしゅヴぁったのき):アシュヴァッタの夢の樹もアラーナの侵食を受けていた。
- かつてのヴァナラーナ:「親友はまた生い茂る森の中を共に歩く。あらゆる美が舞い戻り、すべての辛い記憶が遠ざかる。小川が自らを浄化するように、枯れ木に新芽が宿るように。」
- 失夢の国土(しつむのこくど):森はすべてを記憶する。
- 砂に埋もれし故郷(すなにうもれしこきょう):不器用ながらも、ナラの友達を迎えるために色々な準備をした。
上風蝕地(かみふうしょくち)
- ダーリの谷(だーりのたに):巨人は谷間で静まるようになり、過去に黒淵から湧き出た魔物の群れはまるで詩歌を誇張したかのような存在だった。山々を崩壊させるほどの大きな力こそが、学者の説を裏付ける何よりの証拠だ。
下風蝕地(しもふうしょくち)
防砂璧の西側は、かつてとある神の住処だった。その頃、砂漠は衆生の楽園で、知恵が集まる処だったのかもしれない。今のように、砂嵐と荒涼とした古い遺跡しか残っていない地ではなかっただろう。
不毛の砂漠から知恵を秘めた森の王国を眺めると、遠くにある深緑のシルエットが砂嵐を防ぐ高い壁の向こうより、熱風に揺れる砂の国を冷たい目で睥睨している…
キングデシェレトの国が滅び、諸国が崩壊した時代、王たちもここから憎しみの目で、豊かな国を眺めていただろう…
- アアル村(ああるむら):「サファイアの都」トゥライトゥーラの練達な詩人、サレハの都の金の目を持つ剣闘士サムード、アイ・ハヌムのジンニー…キングデシェレトの偉大な国が滅亡した後に生まれ、滅んだ無数の国や英雄、そしてその物語はこの村で古い童謡となり、子供の枕元でそっと響いている…
長い年月を経て、キングデシェレトの遺民は歴史と伝説の境界を曖昧にし、それを一つの思い出に融合させた…- 白のリフト(しろのりふと):妙論派にいたグラマパラが建築に手を貸したリフト。これによりアアル村にでの水汲み効率が格段に上がった。最初は妙論のリフトを名付けられる予定だったが、嫌がる人も出てくることを考慮し、妙論派のイメージカラーである「白のリフト」と名付けられた。
- 赤砂の檻(あかすなのおり)
- 「裏切りの塔」(「うらぎりのとう」):キングデシェレトが逝去した後、ここに建てられた巨大なオベリスク。砂漠の諸王がキングデシェレトとの誓約を破ったことを意味しており、砂漠の住民はそれを恥の証として「裏切りの塔」と呼んでいる…
その真の歴史は短命だった砂漠の諸国よりも早いものかもしれないが、今はすでに人々に忘れられている。 - 帰元ノ庭(きげんのにわ):キングデシェレト時代、ある教派が作った秘密の場所。中には死者を蘇らせる宝物があると言われている。扉の前に立つと、もっとも深きところより、身を凍らせるような叩く音がかすかに聞こえてくる。
- サムードオアシス:金瞳のサムード人と七重の城壁を持つ彼らの壮大な都は、古国の死骸尾上に建てられ、諸国の闘争の渦に巻き込まれて滅んでいった…
その短命の国はとうに滅亡したが、オアシスは今も宝石のように砂海の上を飾り、甘い泉と芳草で往来するキャラバンと流浪者をもてなしている。 - 捨身の坑(しゃしんのみち)
- 過ぎ去りし往日の「栄光」(すぎさりしおうじつの「えいこう」):クセラのかつての仲間に導かれ、あなたたちは「神王のレリクス」の最後の隠れ家までたどり着いた。その奥では、激しい抵抗が予想される。万全の準備を整えてから、この争いの結末を目にしよう。
- 砂の目(すなのめ)→聖顕殿(せいけんでん):「黄金の眠りが彷徨う砂を呼んでいる。あの苦い塩水を、ここで飲む必要はない。明日の憂悲も、ここには存在しない。」
- ダールアルシファ:患者への祈りを込めて名付けられた病院。今は医者の姿も完治した人々の歓びの歓声もない。そこにあるのは荒れ果てた廃墟のみだ。
- 果ての片隅(はてのかたすみ):知者はかつ古都の片隅で道を論じ、砂原王の夢の輪郭を描いた。泡沫が砕けた後は、また囚人の闇室と化した。現在は魔物の温床となっているが、その中にはまだ過去の宝物が残っているだろう。
千尋の砂漠(せんじんのさばく)
- アペプ行宮(あぺぷあんぐう):伝説によると、キングデシェレトの友人は、かつて砂丘の下の巨大な空洞に宮殿を建造した…ウェネト臣下に、トビヘビを友とし…しかし今、それらはすべて尊き知恵と輝きを失った。
- アル・アジフの砂(ある・あじふのすな)
- アル・インキダの行宮(ある・いんぎだのあんぐう)
- アル・スークル宮殿(ある・すーくるきゅうでん):ジュラバドのかつての住民は、過去にこれらの回廊と殿の中、美酒と歌と踊りで花園の美しい日々を記念していた。しかし、忘却はすべての快楽を砂にした…
- アル・ハヤー宮殿(ある・はやーきゅうでん):ジュラバドのかつての住民は、過去にこれらの回廊と殿堂の中、多彩な植物とふくよかなキノコ類を育てていた。しかし、忘却はすべての命を不毛にした…
- アル・マジュジ峡谷(ある・まじゅじきょうこく):壮大なジュラバドとそびえ立つ建物は、最終的に真っ黒な峡谷に落ちる運命から逃れられない。
滅んだことへの屈辱に加え、過去の建物や村は横暴な砂漠の賊に占拠された… - アル・ムアザン宮殿(ある・むあざんきゅうでん):ジュラバドのかつての住民は、過去にこれらの回廊と殿堂の中で砂漠の神王を祀っていた。しかし、忘却は高貴と卑賎の意味を失わせた…
- ウェネトトンネル:人間の殿堂はとうに陥落した。ウェネトがここを占拠し、自らの宮殿と花園に作り変えた…
- 「永遠のオアシス」(「えいえんのおあしす」):「…ここの緑葉は秋風の手にさらわれない。ここの春の喜びは、時間による循環の影響を受けず、暮れの風景にならない…
- 往日の園圃の遺跡(おうじつのえんぽのいせき):暗闇の峡谷に落ちる前、ジュラバドの門は詩人と麗人が集う場所だった。
優れた人物のみが、この園圃を遊覧し、尊き人の王に謁見する資格を持っていた… - 「神の碁盤」(「かみのごばん」):ジュラバドの神殿の廃墟。砂漠の人間の歌謡によると、長命な巨人が住んでいたとされている。
しかし、一夜にして巨人は大地の狭間に落ち、行方不明になった…広大な神殿も峡谷の中の廃墟となっている。
砂漠の部族から「神の碁盤」と呼ばれるここは、現在は朽ち果てた広場となっている。学者たちは、この地がかつて古代機械の実践訓練を行う「演習場」だったと考えている。 - キングデシェレト神殿(きんぐでしぇれとしんでん)
- 「五大オアシス」の遺構(「ごだいおあしす」のいこう):かつて「五大オアシス」を潤した偉大な河谷。ジュラバドの貴族はここで豪華な船に乗って遊覧し、俊敏な猟鷹を放っていた…
しかし、誇り高き猟鷹の子孫は、やがて砂漠の狂暴な赤鷲になり果てた… - 「五大オアシス」の殿堂(「ごだいおあしす」のでんどう):オアシスは砂漠に囲われているからこそ、自身の存在する意義を持つようになる。オアシスの民はそれを忘れたことがない…そのため、ジュラバドの先祖は砂漠の主を讃えようと、この地に隠れ家を建てた。
砂嵐が荒れ狂う過去と今を経て、この隠れ家は無数の砂漠の民が黄砂を避けるための避難所となった。当然、その中には悪党たちもいる… - 「三運河の地」(「さんうんがのち」)
- 失脚の谷(しっきゃくのたに):「失脚の谷」という名は、古くから伝わるものだ。今、鋼の巨人がここで失脚したことは、この名にさらなる重みを与えているのではないだろうか?
- ジンニー牢獄(じんにーろうごく):今やオアシスとなっている牢獄だが、過去にどのような重罪人を監禁していたのだろうか?
彼女の目覚めは、孤独な砂漠部族にどのような転機をもたらすのだろう? - 精鋼の砂丘(せいこうのさきゅう)
- タニット露営地(たにっとろえいち):とある古い建物の廃墟、かつてその中の一部に昔人の幽霊が住んでいた…
今ここに住んでいるのは、「タニット」という砂漠の部族である。 - ダマーヴァンド山(だまーヴぁんどさん):ダマーヴァンド山の中心では、永遠に止まない砂嵐が渦巻いている。砂漠の人間の言い伝えによると、あの砂嵐の中にはまさに「永遠のオアシス」が隠されているという。
- ファデュイ遠征隊の臨時本部(ふぁでゅいえんせいたいのりんじほんぶ):ささやく古い祠の間、遠い北の雪国からやってきた先遣隊はここに拠点を構えている。
- ムーンブルー運河(むーんぶるーうんが):砂漠の人間の古い民謡によると、ここはかつて三つの運河が交差した地であり、肥沃な田んぼと豊かな村を育んでいたという。
しかし、かつて栄えた風景も、今では色褪せた夢の中にしか存在しない… - 亡者狭路(もうじゃきょうろ)
- 「亡者の都」(「もうじゃのみやこ」):ジュラバドのかつての領主たちは、死を砂海における唯一の神聖な帰着であると考え、卑しい者が巡礼の旅を汚さないよう、名もなき墓を地下深くに埋めた…
しかし今、この地はすでにウェネトとキノコンの楽園と化している…
列柱砂原(れっちゅうすなはら)
- キングデシェレトの霊廟(きんぐでしぇれとのれいびょう):巨大な錐体はまるで高天と黄砂の支柱のように、遥か昔より砂漠の真ん中に佇んでいる。その前に立てば平民や金持ち、または博識な学者であろうとも、すべて砂塵に過ぎない。
- アアルの影(ああるのかげ):キングデシェレトの霊廟の頂には、人を垂涎させるような宝もなければ、宝石の嵌め込まれた御殿もない。ここに残されたのは砂漠と大差ない荒涼と落魄、そして壮大な夢の壊れた痕のみである。
- 権杖殿(けんじょうでん)
- 再生の間(さいせいのま)
- 祝祭殿(しゅくさいでん)
- 呑喰の間(どんしょくのま)
- 秤罪主殿(びんざいしゅでん)
- 冥途殿(めいどでん):伝説によると、古い神は砂漠の奥深くで神話の中の幽冥と天国を再現しようとしたようだ。罪人を幽冥へ落とし、かの者の恩寵を受けし民を楽土に住まわせるために。
- 鑠石の丘(しゃくせきのおか)
- 砂の下にある霊園(すなのしたにあるれいえん):砂上の国が崩壊し、流星群のように瞬く間に消えゆく数多の国は、やがて夜の蜃気楼の如く散っていく。しかし、サファイアの都の田畑は、白の木と地脈の力によって守られ、菌株の楽園となった…
- 蜃気楼の舞台裏(しんきろうのぶたいうら):今、砂の上に建てられた楼閣は倒れた。しかし、砂王の夢を忘れられぬ部族は、今もその夢に迷い込み、森の繁栄を忌み嫌い、剣にサソリの毒を塗っている。
- 千の宮室(せんのきゅうしつ):黄砂に覆われない暗闇の中、無数の宮室の塑像が長い眠りについている。己が主が再びここに巡り帰ってくる日を待ちながら…
- ソベクオアシス
- 謎の遺跡(なぞのいせき):砂の下に隠された謎の遺跡。その中には、とある不思議な力が流れているようだ…
- 秘儀聖殿(ひぎせいでん)
- 気息の間(きそくのま)
- 避譲の丘(ひじょうのおか)
- 飽飲の丘(ほういんのおか)
- ミラージュ祭場(みらーじゅさいじょう)
ファラクケルトの園(ふぁらくけるとのその)
- アシパトラ・ヴァナの沼(あしぱとら・ヴぁなのぬま)
- 甘露花海(かんろかかい):純粋な甘露は花霊たちの故郷に滋養を与えた。それは、無垢な勇士のみが足を踏み入れることを許される庭園。散らばった霊光百種も、やがてここに集うのだ。
数多の種持ち給ふ母樹(あまたのなねもちたまふぼじゅ)…「数多の種持ち給ふ母樹を讃えよ。天をも燃やす劫火を滅し、穢れを浄化する慈雨を降らせた母樹を。あの日、霊光は輝きを放っていた。まるで、仄暗い山から昇る朝日のように。」
シューニャター湖(しゅーにゃたーこ):甘露花海にある湖。 - 浄罪の井戸(じょうざいのいど):この水域は、すべての穢れを洗い流す地中の海に繋がるとされている。似たような気配と想いを依りどころにしているのか――今は、偉大なる命を蝕んだ多くの獣たちがここに生息している。
- 地中の香海(ちちゅうのこうかい):荒漠の下の香海は、今も変わらずに繁茂している。いつの間にか、知覚を持つ不思議な菌類もここに移り住み、地下の熱き海で生態の一部となった。
- バルソムの丘(ばるそむのおか):聳え立つバルソムに宿る善霊は帰郷する勇士を数多く守ってきたが、古の約束は今や、誰にも知るすべがない…
ローカパーラ密林(ろーかぱーらみつりん)
森の深いところにある宮殿の前に、紫色の庭園がある。花が咲き、鳥が歌う。素敵な出会いを上演するには最適の場所にある。
- アランナガの小さな畑(あらんながのちいさなはたけ):ここではザクロが歌い、リンゴがパチパチと手を叩く。
- アルカサルザライパレス
- 傘蓋の庇護(かさぶたのひご)
- チャトラカム洞窟(ちゃとらかむどうくつ)
- チューバ境(ちゅーばきょう)
- マウティイェマの地(まうてぃいぇまのち):森の記憶と夢が混ざり合う地。自らの意志を持っているようだ。
- マウティーマ稠林(まうてぃーまちゅうりん)
- 無学の塔(むがくのとう)
死域(しいき):数千年もの間スメールに存在している世界の深いところから生まれる場所。レンジャーたちはこのエリアに長い間立ち向かっている。世界樹が病気になったため現れるものらしい。
世界樹(せかいじゅ):大地の奥深くにある大樹。大きな樹が逆さに生えているようなものだという。「地脈」を利用し世界の記憶を吸収し続け、古代から現代に至る、世界のあらゆる情報と知恵が詰まっている。草神の意識が世界樹と繋がっているがゆえに「知恵の神」と呼ばれている。
大赤砂海(だいせきさかい):スメール西側の砂漠エリアの総称。
バイダ港(ばいだこう):スメールの港。フォンテーヌからスメールへの直行便があるので、フィンテーヌからスメールへ向かう際には一般的な航路となる。
ゲーム内情報
●サイード:学者
ああ、あれは私の故郷だよ。私も長く帰ってないけど。
スメールは学術で有名になったんだ…旅人、教令院は聞いたことある?
西風騎士団のリサさんも教令院で勉強していたらしくて、先生から彼女の名前を聞いたことがある、200年に1人の天才だって…
あれほどの天才がここで図書館司書をしてる理由が気になるね…