場所:フォンティーヌ廷地区・ルキナの泉
そういえば、ワシが定年してから何年経ったんじゃろうか…
①昔は何をしてたの?
→ワシか?最初は警察隊員じゃったが、銃の腕が良かったからか、特巡隊に入れられて、暫くやってたのう。
そのあとは、また別の部署をいくつか転々としておったからの…よく覚えとらんな。
はぁ、歳じゃからのう、最近のことなんて全然覚えられん…
一番記憶に残っておることと言えば、若い頃にほんの少しだけやっておった、水の下の看守じゃな。ワシがやった中で、一番短い仕事じゃった。
ー水の下って…
→ああ、メロピデ要塞のことじゃ。
確かに…あそこに行ったことのないもんは、「水の上」やら「水の下」なんて言い方をせんわな。あの頃降りていった看守は、みんな長続きせんかった。
環境がいいとは言えんかったからのう。犯人同士にも派閥争いがあって、ワシらが溶け込めるような場所ではなかった。
じゃが、いつからか新しい管理人が来て、新しいルールを決めてから…守衛の仕事はすごく楽になったと聞いた。
ワシはもうとっくにそこで働いておらんかったんじゃないがな、いい時代を逃してしまったわい。
②数えるのを手伝おうか?
→ハハ、よいよい。ただ懐かしんでおっただけじゃよ、ありがとうな。