学者
場所:昼…アビディアの森・スメールシティ・スメール教令院前、夜…アビディアの森・スメールシティ・ランバド酒場
関連NPC:ヴィクラム、ファルザン、ヤヴァナニ、リファエット
昼
ハルドゥーン:言語学と記号学から古代歴史の研究をするなんて、考え方が狭くなるだけだ。意味のある結論を出せるはずがない。
これこそ、君たち知論派が最もよく犯す間違いさ。ファルザンにように。
ヤヴァナニ:それなら、あなたたち因論派も同じよ。
社会学から歴史の研究をするなんて、本末転倒。
歴史の中から長期的で普遍的な法則を見つけること自体、無意味な行動なのよ。
それとファルザンは…観点があまりに時代遅れだから、参考にはならないわ。
ハルドゥーン:ふんっ、同意できないね。
夜
ハルドゥーン:次のグランドキュレーターはヴィクラムが適任に決まってる。コミュニケーション能力にも長け、各学派の関係をうまく保てるだろう。
論文の質は少し劣るが、まだ年は若い。将来有望な人材だ。
ヤヴァナニ:コミュニケーション能力が学術能力より重要だと思っていることこそ、本末転倒でしょ。
知恵の殿堂を管理することにおいて最も重要な資質は、書物の学術的価値を見極め、三善と六罪を厳格に守ることよ。
だから、我々知論派のリファエットこそ最も適した人選。
ハルドゥーン:執拗に学術能力を追い求めることは、言語学と記号学から古代歴史を研究するのと同じように、まったく意味のない行為だ。
ヤヴァナニ:またそれ…まだやろうっていうの?
学院フェス期間中
ヤヴァナニ:トーナメントのスコアで学院の順位を決めることを否定するなら、一つ忘れないでほしいんだけど…私たちはみんな、試験の点数で入学してるってことをね。
スコアを否定することは、つまり教令院の審査における、もっとも基本的な公平性を否定したことになるのよ。
ハルドゥーン:試合のスコアを大事にするっていうなら、これも忘れないでくれ。スコアは参加者が特定の試合で見せたパフォーマンスだけで表されたものだってことをね。
言うまでもないことだが、それらのパフォーマンスは環境や人的要素などを考慮したものでなければならない。
ヤヴァナニ:へえ?私たちが入学試験を受けた時、それらの要素は考える必要がなかったとでもいいたいの?
ハルドゥーン:まったく、話にならない比較だ!僕の試験のスコアは、僕のレベルを表すことができる。けど、果たして個体は学院全体を代表できるものか?
相変わらず、君の意見には同意できないね。
ヤヴァナニ:別にあなたが否定を貫いたって無駄なことよ。スコアが順位を決める。結果がすべてなの。