声優:金田朋子
ドリーはスメールで活躍する旅商人だ。彼女の一番好きなものは、キラキラ輝くもら。彼女の優れた話術をもってすれば、手持ちの奇妙で不思議なアイテムの数々を高値で売り付けることができる。(公式HPより抜粋)
誕生日:12月21日
所属:アルカサルザライパレス
神の目:雷
命ノ星座:ランプ座
名刺:魔法のランプ(まほうのらんぷ)…渡された魔法のランプをこすって、渡す予定のモラをこすったら、どんな願いでも叶う…かな?
紹介文:神出鬼没の旅商人。一番好きなものは、キラキラと輝くモラ。
「ドリー・サングマハベイ――アルカサルザライパレスの主にして、すべてを有する万能なる大商人!」
ドリーの名刺を手に取ると、そのような文言が堂々と書かれている。
事実、彼女はスメールに数いる商人の中でも最も特別と言える人物だ。
すでに数え切れないほどの富を有しているが、それでもモラを稼ぐことに高い情熱を注いでいる。
彼女は名高いキャラバンを数隊所持しているものの、自らの足でスメールを回り、品物を売っている。
そんな彼女が扱う商品は、実にバラエティに富んだものだ。特製の旅行バッグ、野外用乾燥機、全自動雪玉ランチャーなど…その品揃えの良さは、モラさえあれば何でも買うことができるほどである。
★追加投資(ついかとうし)
★スペシャルフランチャイズ
★百技千巧(ひゃくぎせんこう)
★益をとって損を補う(えきをとってそんをおぎなう)
★お値段以上(おねだんいじょう)
★大金ばら撒き(たきんばらまき)
★マーベラスソードダンス・改(まーべらすそーどだんす・かい)
★ジンニーランプ・トラブルシューター:ドリーに十分な料金を支払えば、どんな悩みでも解決してくれるらしい。
★アルカサルザライの極上サービス : 「ん?お客様がこのランプを選んだのです?あらら…素晴らしいセンスですの!ただ、これはプライスレスなお宝でして。例えば、あなたの隣のマスコットも、いくらモラを出しても売りませんよね?」
★ゴールドマイニング
★砂だるま式利子(すなだるましきりし)
★予期せぬオーダー
年の近い二人の少女が手を繋ぎ、少し変調の歌を口ずさみながら、無邪気な日々を共に歩んでいた。
春になると野花を折って互いの耳を飾り、夏の小川を裸足で走った。
秋には黄金色の砂丘を一緒に滑り降り、冬には太陽の下で寄り添いながらで同じ本を読んだ。
時間が長く感じられ、いつまでもずっと終わらないように思えた。
だが時が過ぎ、少し年上の姉が突如咳き込むと吐血した。それから、家の中には見知らぬ大人がたくさん集まるようになった。
大人たちは自分には理解の及ばない病状を真剣な面持ちで説明した後、家の中で首を横に振り、ため息を吐いた。
事情を知らない妹は、毎日姉の様子を見に行った。姉はいつも明るい笑顔でこう言っていた。
「大丈夫、少し休めば元気になるから。」
その笑顔を見て、純粋な妹は期待の表情を浮かべ、次こそは一緒に外で遊ぶのだと胸を躍らせた。
しかしある日、自分の認識が甘かったことに彼女は気付く。物語を話す姉が突然、妹の胸元をぎゅっと握り締めてきたのだ。
その痩せこけた体がベッドの上に倒れ込む。手を差し伸べた妹は初めて気付いた。姉の体が驚くほど軽いことに。
…まるでそれは羽毛のようで、誰も触れることのできない彼方へとゆっくり漂うかのようだった。
その後、姉の枕の下からくしゃくしゃになった紙を見つけた。
それは医師が記した処方箋――そのほとんどが根絶した薬材であった。いずれも数少ない個人コレクターしか有していない代物ばかり。
購入するには少なくとも数千万モラが必要だろう。貧しい家庭では想像もつかない額だ。
いつも笑顔で提案を断っていた姉は、恐らく夜中に隠れて処方箋を眺めては、「生きる」というわずかな希望を夢見ていたのだろう。
妹は処方箋を服のポケットにしまうと決心した。
「モラをたくさん稼ごう。」
「もう二度と親しい人の悲しみに満ちた笑顔を見ないためにも。もう二度とモラがないせいで何かを失わずに済むように…」
神の視線が注がれたのは、その瞬間かもしれない。
しかし、「野心」が急激に膨れ上がった彼女にとって、「神の目」を手に入れたことはほんの始まりに過ぎなかった。
それからの無数の日々、彼女は「冷静であるよう」自分に言い聞かせ、心の中で自分を励まし続けた。
「執念を持つだけではダメですの。私は、最後の力を使い果たすまで、欲しいもののために働き続けますわ。」
「サングマハベイ様にできないことなんてありませんの。」
キャラクターストーリー1
「あらあら、お客様は砂漠を目指していますの?では、こちらの上質な品はいかがでしょう?」
「雨林は湿度が高く、毒蛇や猛獣がたくさんいますわ。万全の準備をするに越したことはありませんの。さあさあ、こちらの道具はいかがでしょう!今ならちょうど20%オフのセール中ですの!」
「おや、お待ちください、お客様。まさか、ここを通るおつもりで?この先には魔物がうようよといますの。護身用に武器を買ってはいかがでしょう?」
「アクタモンエプタ王遺跡に行きたいと?でしたら、私に聞いて正解ですの。まずは採水道具一式が必要になるかと。ふふっ、ちょうど私が扱っていますの。」
スメールを旅する者の間では、このような話が伝わっている。
危険な場所に足を踏み入れようとすると、まるで待っていたかのように小さな人影が現れる、と。
険しい山脈、不毛な砂漠、暗い雨林、そして魔物が跋扈する無人地帯、どんなところに行こうとも彼女の微笑む姿が見られる。
そして、彼女はいついかなる時も、旅する者を苦境から助ける不思議なお宝を持ち歩いているそうだ。
――もちろん、値段は決して安くない。
「絶望的な状況から助かること」と「大量のモラを失うこと」という全く異なる二つの感情がぶつかるため、旅をしている者は彼女に対して愛憎両方の複雑な感情を持っているようだ。
そしてドリーはいつも、彼らの悩む顔を無視して、受け取ったモラをパンパンに膨らんだ財布に詰め込むと笑顔で帰っていく。
「毎度ありですわ、うふふっ。」
キャラクターストーリー2
他人から見れば、ドリーの商売は順風満帆に映るだろう。だが、誰も想像できないような問題に何度も遭遇してきたことを、ドリーだけは知っている。
ある時、スメール各地からドリーに注文が殺到したことがあった。しかし、ドリーはそれほどの量の品を予定通りに納品することができなかったのだ。
その理由は、周辺の貿易ルートに大量の物資を運べるような広さがなかったからである。
商隊のメンバーは、一部の注文を断るようドリーを説得した。仮に断ったとしても安定した収入があり、このまま続けていればやがて大金持ちになるのは間違いない。
だが、ドリーは非常にリスクのある行動に出た。妙論派と提携をして、危険なエリアに新しい貿易ルートを開拓したのだ。
彼女はこれら新しいルートを周辺の商隊に開放すると、それを機に商会を設立して資源の統合を行い、ついには問題を打開したのである。
今ではドリーの新しい貿易ルートはスメールの各地で見られる。「サングマハベイ様」の名声は高まる一方となった。
それと同時に広まったのが、当時ドリーがキャラバンのメンバーに放った言葉だ。
「注文を諦めるなんて、おバカなキノコしかやらないことですわ。」
「稼げるモラは余すことなく稼ぐ、なぜならそこにモラがあるからですの。」
キャラクターストーリー3
かつてドリーは、ひどい不眠症に悩まされたことがある。特に理由はないのに夜になっても眠れず、次の日には濃いクマを目の下にこしらえて商会に行くことがよくあった。
もっとも腕の立つ医者に診てもらっても原因が分からず、精神を安定させるお香を焚いても眠れない――むしろ咳が止まらなくなったほどだ。
そんな時、通りすがりの医師がドリーにこう言った。
「砂時計をベッドの横に置いて、砂が落ちる音を聞きながら眠りにつく人がいるそうだ。」
ドリーはそれを何日か試してみたが、それも効果はなかった。だが、ふとひらめいて彼女は特大の砂時計を特注する。
その中身は砂ではなく光り輝くモラ。
夜、モラがぶつかる音を聞くことで、ドリーはぐっすりと眠ることができた。
それ以降、ドリーは「不眠症」への対策を完璧に理解した。
「ぐっすり眠る秘訣は、自分を安心させることですわ。」
キャラクターストーリー4
モラへの思いが人一倍強いからか、ドリーはモラ以外にも「モラをもたらしてくれる存在」に興味を示す。
例えば、彼女の商隊が荷物を運ぶのに使っているのは主に駄獣だ。そこでドリーは駄獣が休んでいる間、自由に走り回れる「楽園」を作った。
そして彼女は、駄獣たちが強く美しく育つよう、栄養バランスの良い上質な餌を厳選した。
もちろん、敏腕商人である彼女は商機を一切見逃しはしない。
種類の異なる駄獣が共に遊んでいるのを見て、この楽園は面白いものだと気づいた。ドリーは楽園に観光客を呼び込み、チケットや飲食物、お土産を販売して早々に元金の回収に成功したのだ。
彼女の駄獣への愛情は本物であり、それで小さな儲けを得たのも事実である。
この点においてもっとも説得力を持つのは、ドリーのランプに潜んでいるジンニーだろう。最初はドリーに騙されてランプの中に入ってしまったが、今ではずっと離れず傍にいる。
戦いのたびにドリーに呼び出されるが、戦いが終われば、ドリーはジンニーの願いを叶えている。
ジンニーはたまにこう思う、言い伝えにある物語は逆ではないかと――
ランプの中にいるのが強靱な戦士で、ランプの持ち主こそが願いを叶える精霊なのだと。
キャラクターストーリー5
ドリーとアリスの出会いについて、その経緯を知る者はいない。だが、確かにこの二人は商人たちが嫉妬するほどのビジネスパートナーだ。
世界中を旅しているアリスが、スメールに長居することはない。そのため、アリスは人に頼んで自分の新しい発明品を時々ドリーに送っている。
そして、ドリーはその発明品を売った後、何らかの方法でアリスを探してモラを渡していた。
アリスはたまに手紙を一緒に送ることがある――私はいま危険な場所にいるから、モラはとりあえずドリーのところで預かっておいて。
それでもドリーは人を手配して、アリスにもっとも近い安全地帯までモラを届ける、彼女が一刻も早くモラを受け取れるようにだ。
人件費、輸送費、保険費など…あらゆる費用がかかるが、ドリーは決してそれをケチることなく、前払いする。
「大善人であるドリーは、決して支払いを滞らせたりしませんの。」
「それに、アリスさんの出費は決して少なくないもの。モラで困ることがないように、保証しなければなりません。」
ドリーはいつもこのような言葉を口にし、モラが届いたかどうかを何度も確認する。
アリスがドリーの唯一の仕入れ先でなくなった今でも、彼女はこれをもっとも重んじている。
おそらく彼女は、出会った日に交わした約束をずっと胸に刻んでいるのだろう。
「数え切れないほどのモラが欲しい?ええ、いいわよ。不思議な道具をたくさんあげる。でも、売れるかどうかはあなたの腕次第よ。」
「心配不要ですわ。この私がいい値で売って、モラを大量に稼ぎますの。そして、できるだけ早くあなたに分け前を届けますわ…私はあなたの最高のビジネスパートナーになりますの。」
モラオルゴール
モラの美しい音をより心地よく聴くため、ドリーは自ら「モラオルゴール」を特注した。
オルゴールの上部には、モラがちょうど通る大きさの穴が空いている。
そこからモラを入れることで、内部の複雑なからくりに沿って転がっていき、時折軽快な衝突音を響かせながら美しい音楽を奏でる。
ドリーも音楽に合わせて、広々としたアルカサルザライパレスの中で踊るのだ。
「モラ、モラ、キラキラとしたモラ。」
「モラ、モラ、数え切れないモラ。」
「美しいモラは私のモラ。」
「他人のモラも、私のところへおいでまし。」
何度耳にしても、この曲は決して飽きることがない。
曲が終わるタイミングで、ドリーはいもしない観客に向かって深々とお辞儀する。
それと同時に、モラはオルゴールの底へと辿り着き、モラの山にぶつかる――
「チャリン」という軽妙な音を響かせ、無事に幕を閉じるのだ。
だが一回だけでは聞き足りないドリーは、よくモラをもう一枚オルゴールに投入する。
挨拶
●初めまして…:おやおや?これはこれは名高い旅人ではありませんの。私は旅商人のドリー・サングマハベイ。この出会いを記念して、うちらの商品を期間限定で全品10%オフにいたしますわ。さあ、どんどん選んでくださいまし!私が直々に包んであげますの。
●世間話・モラ:ララララ~私はモラを愛し~、モラも私を愛していますの~
●世間話・ウィンウィン:商品の値段を三割増しにし、そこから二割引きして売れば、私が儲かるだけでなく、お客様も得をいたしますの。ウィンウィンの商売ってやつですわ。
●世間話・モラ大好き:十分なモラさえ払えば、教令院とやり合おうとも大した問題にはなりませんの。
●雨の日…:傘はいかがでしょう?雨水を集めて浄化し、小さな瓶に入れて飲み水にする特製の傘を売っていますの。まさに、旅の必需品とも言えますわ!値段はたったの五十万モラですの。
●雷の日…:この天気ではキャラバンも進めませんわね。モラの収入がまた減ってしまいますわ…
●雪の日…:じゃじゃーん!全自動雪玉製造マシンですの!どうですどうです?レンタル料を5%引きにしてあげますわよ!
●晴れの日…:太陽に照らされてモラがキラキラと輝いていますわ、なんて綺麗ですの!うふ、うふふ、うふっ。
●暴風の日…:まさかまさかとは思いますが、強風の日にわざわざ砂漠を横断する人なんていませんわよね?そんなおバカさんを救う方法もあるにはありますが、費用は通常の三倍いただくことになりますの。
●おはよう…:ごきげんよう。昨夜の夢に、丸くて可愛いモラががっぽがっぽ出てきましたの。きっと今日は大儲けできる日なんですわ。
●こんにちは…:お昼寝をしたいと?でしたら、ふんわり柔らかな、背中の反りにぴったり合うクッションをお勧めいたしますわ。もちろん、具体的にどれくらい快適になるかは、モラの数にもよりますが。
●こんばんは…:夜道を急ぐのは挑戦に満ちたもの。ですが、長年外で行商をしてきた私にとっては、朝駆の駄賃みたいなものですわ。
●おやすみ…:もうお眠りになるのですか?ふふん、ではサービスに、とっておきの入眠法――「モラの歌」をあなたに伝授しましょう!ポケットに一万モラ、ポケットに二万モラ、ポケットに三万モラ、ポケットに…よ、四万、四万モラ…ポケ…ふへへ…
●誕生日…:今日は願い事を一つ叶えてあげますわ!何しろ、私は万屋ドリーですもの。遠慮なく言ってみてください。何かほしいものはあります?…一応、先に言っておきますが、「一生使い切れないほどのモラがほしい」とかはダメですのよ。
自己紹介
●自身について・客引き:万屋ドリーショップ、何でも売っていて、本物だけを取り扱っていますの。モラさえ払えば、あなたの思いつくものがすべて手に入りますわ。さあ、何か欲しいものや困ったことがあれば、ぜひ私に会いに来てくださいまし!
●自身について・妙論派:私、いつも教令院の人たちを避けているんですの。あの方たちの言う様々な規則は、まるで商売に向いていませんから。まあ、あなたになら言っても問題ないでしょう。実は妙論派には、私と密約を結んだ頭の切れる方がいるんですの。私にはモラがあって、彼らには技術と職人の技がある。さらに私の行商に対しても多くのメリットをもたらしてくれましたわ。ふふっ、大商人であるドリーは、決して損をするような取引はしませんの。
●セールスについて…:スメールで旅をしますの?スメールの砂漠は危険ですので、このとても善良なドリーがお助けいたしますわ!たららたったら~、砂漠旅行パックですの。これがたったの五百万モラ!さらに今購入すると、なんと雨林旅行パックもおまけで付いてきますの!ぜひ、この機会をお見逃しなく!
●モラの分配について…:私のモラは私のもの、あなたのモラも私のもの、うふ、うふ、うふふふっ。
●正価について…:ええ、ええ、分かりましたわ。あなたには本当のことを打ち明けましょう。砂漠と雨林の旅行パックをそれぞれ売った場合、一個あたり二百五十万モラになりますの。でも、一個買ったらもう一個もタダになると思うと、とてもお得な気がしません?
●「神の目」について…:おやおやおや~?私の神の目がピカピカに輝いていますの。すっごく綺麗だと思いません?こんなに美しいものを目にできたのですから、モラをいただいてもかまいませんよね?
●シェアしたいこと…:以前もモラを払わずに踏み倒そうとしたおバカさんがいましたの。まったく、私を誰だと思っているのでしょう…さて、彼らの結末がどうなったか当ててみませんか?
●興味のあること・共通の話題:もし宝盗イタチが言葉を話せたら、私たちにはきっと共通の話題がたくさんあると思いますの。だって、あの子たちには見る目がありますでしょ?それにテイワット全土の中でもっとも愛らしい上に、キラキラと輝く黄金色のモラが大好きなんですから!
●興味あること・駄獣楽園:駄獣を見たい?もちろん問題ありませんの!好きなだけ見てくれて構いませんわ!ただし、入場料はこちらになりますの、うふっ、うふ、うふふふ、うふ…
●ドリーを知る・1:物語を聞きたいのですか?では…百万モラいただきますの。うーん…私とあなたの仲ということで1%引きしてあげますわ。九十九万モラにしてあげますの。どうです?お得だと思いません?
●ドリーを知る・2:ほほう、見る目がありますの。ではお話しいたしますわ!
これは、とある女商人の物語。昔々、彼女は行商の旅の途中で道に迷い、霧の魔物に遭遇してしまいましたわ。霧の魔物が彼女を一呑みにしようとした時、彼女はこう言いましたの――「私はある物語を知っているの。もし面白かったら、どうか食べないでください…」と。
●ドリーを知る・3:霧の魔物はそれに頷きましたの。そして、商人は語り始めましたわ。当時、彼女の商売は今のように繁盛していなかった。途方に暮れていた彼女は、たまたま倉庫から魔法のランプを見つけて、いつの間にかそれを擦っていましたの。するとなんと、ランプの中から赤い霧が出てきたではありませんか。赤い霧は「美しくて心優しい大魔王」と名乗り、商人を見るやいなや自分の愛娘を思い出したと言って、願いを一つ叶えてくれることになったんですの。
●ドリーを知る・4:商人にとってモラほど魅力的なものはない。だから彼女は、これから毎日、数え切れないほどのモラを稼げるようになりたいとお願いしましたの。「美しくて心優しい大魔王」は、その願いを聞き入れてくれましたわ。彼女は商人のために仕入れを行い、絶え間なく摩訶不思議な商品を提供してくれました。おかげで、商人は大儲けできたんですの…
●ドリーを知る・5:その話を聞いた霧の魔物は、自分と赤い霧の大魔王は明らかに同類なのに、何も創り出せない自分のことを不思議に思いましたの。そこで商人はこのように褒めましたわ――「霧の魔物は才能に恵まれている、同じように魔法のランプの中で過ごせば、大魔王と同じ力が身に付くかもしれない」と。霧の魔物はその案に快諾すると、商人の魔法のランプへと入っていったのです…
コホンッ、この物語が本当ですかって?それについては別料金が発生しますの。あと九十九万モラ払えば、教えてあげますわ。
●趣味:私はたくさんの趣味を持っていますの。一つ、モラを稼ぐこと。二つ、モラを数えること。そして三つ、モラを見ることですの。だって、モラほど人を喜ばせるものなんて、この世に存在しませんでしょう?
●悩み:たった三割の利益しか生まない商いで、私に話を持ちかけてくる人がしょっちゅういるんですの。はぁ、私だって忙しいんですのよ。元手を倍にするほどの利益がない限り、話を最後まで聞く気になんてなれませんわ。
●好きな食べ物:璃月には、モラミートという名の料理があると聞きましたの。名前にモラが付いてるなんて、きっと美味しいに決まってますわ。な、なんですって…あなたそれを作れるんですの?コ、コホンッ、私の子分になってしばらく経ちましたし、色々と学んだことでしょう!その代わりとして、モラミートを作ってくださいまし!
●嫌いな食べ物:デーツナンのような黒いものは、私の好みにまったく合いません、絶対に食べませんの!仮にモラをくれたとしても、私は…えっと、うぅ…わ、私も考えますの!
●突破した感想・起:私への投資ですか?見る目がありますわね。
●突破した感想・承:多ければ多いほど幸せ、幸せですの。
●突破した感想・転:あれれ?まるで奇妙なお財布を手に入れたかのように、力を無限に引き出せますの。
●突破した感想・結:おめでとうございます!あなたはこの万屋サングマハベイ様の名誉会員になりましたの!今後、ご注文いただく商品は全品20%オフで提供いたしますわ。このような待遇を受けたのは、あなたが初めてですの!大事にしてくださいまし。
関連キャラクター
★アリス:アリスさんはいつも目新しいものを提供してくれる、私にとって最高の仕入れ先ですの。うふっ、うふふふ、企業秘密まで教えてあげたんですから、あなたも少しぐらい、授業料を払ってくれてもいいのですよ?
★アルハイゼン:彼は以前、私の手下を探るような真似をしましたの。教令院のやつらは鈍くて、誠実さに欠けていますわ。だから、私はそのリスクを回避することにしたんですの。子分よ、分かっていただけましたかしら?
→彼女は聡明で抜け目なく、どうすれば自分の夢を実現できるかを知っている。実に強かだ。彼女のやり方を肯定するつもりはないし、俺たちの立場は明確に違う、それでも彼女のたくましさは認めざるを得ない。
★カーヴェ:彼は私と手を組んだことのある妙論派の一人ですの。教令院の一部の頑固頭と違って、自分の理想のために戦う人であり、私は彼を尊敬していますわ。だから、裏で彼にたっぷりとモラを貸して、私のアルカサルザライパレスを作ってもらいましたの。心優しいドリーの資金援助がなければ、今のカーヴェはなかったと言えますわね。
→ドリーはアルカサルザライパレスの主で…なんだって?当たり前じゃないか、もちろんあれは僕のじゃないぞ。…そんなこと聞くなよ!
彼女は賢くて抜け目なく、自分のために他人を動かす方法をよく知っている。僕は…ぐぅ…とある理由で彼女から金を借りた。その件はとても複雑で…と、とにかく、彼女にはもう少し手加減してほしいもんだ、金の問題で僕を四六時中苦しめるのはやめてほしいね。…彼女、もっと優しくていい人になれると思うんだけどな。どうしてああなってしまったんだろう。
★綺良々:以前、国を跨いで物資を調達していた際、何度か彼女に荷物を届けてもらったことがありますわ。サービスがいい上に、お代もお安いんですの。あっ、そうでした。彼女は綺麗な装飾品が大好きなんですの。しかも、ちょうどうちにいくつか品が入りまして…スメールならではの特色を持ったお手製品で、とても精巧に作られたものなんですが、どうでしょう?彼女に買ってあげてはいかがかしら?あなたにならサービスいたしますわ。
★コレイ→パトロール中、彼女に会ったことがある。そしたら、あたしが喉乾いてたのを知ってたみたいに、布の袋から美味しそうなジュースを取り出したんだ…幸い師匠がその場にいて、彼女を止めてくれた。師匠がいなかったら流されて、せっかく貯めてきたモラを全部使っちゃうとこだったよ…
★岩王帝君(鍾離):岩王帝君がご逝去されるまで、朝起きるたびにまず「富の神よ、ドリーが毎日儲かりますように」と唱えていましたの。でも今は神様に祈るより、自力で願いを実現させたほうがいいと思っていますわ。ですので、それ以降は自分自身に向けて「毎日儲かりますように」と唱えていますの!
★セノ:彼とは、ちょっとした個人的な付き合いがあるんですの。何しろ、「七聖召喚」のグッズをすべて揃えることができるのは、このスメールでは私しかいませんからね。教令院では、彼のように自分の考えを持っていて、見る目があり、値切りをしない方とは滅多に会えませんの。
★ディシア:時折、キャラバンを守るために彼女を雇いますの。彼女の実力は申し分なく、価格も高くありません。コストパフォーマンスが最高なんですの。
→あの商人か…何でも売ってるって聞くぜ。ただ、値段はちょっと高いみたいだけどな?ハハハッ、あたしも会ってみたいよ。何しろ…傭兵稼業に必要なものの中には、市場で金をはたいても買えないものがあるからな。
★ティナリ:私がモラを愛するように、彼は学術を愛していますの。彼は時に不思議なものを作ると耳にしますわ。ですので、量産の話を持ちかけたのですが、公務が忙しいことを言い訳に断られましたの。そうでなければ…モラをがっぽり儲ぐことができましたのに!
→名高いサングマハベイ様って言うのは――実はドリーなんだ。かつて研究のためにレアな資料が必要だったとき、謎の仕入れ先を持つドリーだけがそれを手に入れることができてね、それを機に知り合えた。その…彼女から何を買ったか、何の研究をしてたかは聞かないで!
★クラクサナリデビ(ナヒーダ):スメールでは、クラクサナリデビを信仰する人がほとんどいませんの。私?モラをくれるのなら、永遠の信徒になってあげますわ。
★ニィロウ:ダンスはお上手ですが、スメールに留まっていては彼女の真価を発揮できないと思いますわ…つまり、才能の持ち腐れってやつですの。想像してみてください。彼女を連れてテイワットでツアーを行ったら、一体どれほどのモラが稼げると思います?
→あの気前のいい大商人のドリーも私のダンスを見てくれたことがあるんだ。でも確か、ズバイルさんと何か話し合った後、来なくなっちゃったんだよね。一体何があったんだろう?…え?彼女は私を連れてテイワットでツアーを行いたかった?それはないと思うよ、ズバイルさんもきっと断ってくれてるだろうし…たぶん…
★レイラ→ど、ドリー、か…歯を食いしばって拳を握りしめて、彼女のところから一回買い物をしたことがあるんだ…私が迷わず買ったのを見て、お金持ちだと勘違いしたみたいで。その後も商品のチラシを送り続けてきたよ…うーん…とんでもない誤解を招いちゃったみたい。その買い物の対価に…奨学金を全部使いこんじゃって。半年くらい、ごはんにお肉を追加することも怖くなって、本を買いたくても割引を待つことしかできなかった…