吟遊詩人
場所:星落ちの谷・モンド城・モンド大聖堂裏の墓地(夜)
日が暮れ、残照が尽き、夜の帳が下り、寒い風が吹く…
長い夜を怖がらないで、私はそばにいて、夜が明けるまで…
①俺(私)にそっくりな人を見かけた?
→ん?その人は君の親戚かい?
すまない、覚えてないな。でも心にとどめておくよ。
親族と離れ離れになった苦しみ、私はよく知ってるからね…
友よ、君に幸あれ。
②何をしてるの?
→ハハッ、今娘に彼女の大好きな童謡を読み聞かせてるよ。
昔家に帰る度に、いつも歌ってとねだってくるんだ。あの時私は仕事にしか目がなくてね、相手をしなかったが…
…結局私が璃月に行った時、あの子は病気でなくなった。最後まで会えなかった。
あの子の願いはこんなにも単純で、些細なことなのに、私は何もしてあげられなかった…
娘よ、安心しなさい。父さんはずっとそばにいるよ…
③(静かに離れる…)
→我が子よ、安らかに眠れ。疲れた目を閉じて…
私は風となり、暗い雲を吹き飛ばし、明るい月はその笑顔を照してくれる…