吟遊詩人
場所:星落ちの谷・モンド城・ゲーテホテル前
ちょうどよかった、よく聞いて――
「こ、こ、今夜は、み、み、みんなに…」
…はあ、やっぱ今回もだめだ、パフォーマンスしてるって思うとどもるの…
①俺(私)にそっくりな人を見かけた?
→君にそっくり…ああ!見たかもしれない!
どこだったかな…
そうだ!思い出した、小さい頃に読んだ絵本、その主人公も君のようなきれいな金髪を持っていたよ!
あっ…家族を探してるんだね、ごめん…誤解しちゃった。
現実世界だと、君にそっくりな人は見てないな、君の格好は独特だしね。とりあえず、心にとどめておくよ!
②どもる?
→今デビューステージのために練習してるんだけど、困ってるの。
普段話す時は普通だけど、パフォーマンスしてるって考えると、緊張してどもってしまう…
でもこれは私の夢だから、私は頑張る!
ー夢について…
→私の夢は吟遊詩人だけど、収入が不安定だって親に反対された…
学者になってほしいって言われたけど、学術の研究なんて好きじゃない…
勉強のために部屋に閉じ込められたけど、窓から聞こえる吟遊詩人の詩はあの時の唯一の楽しみだった。
だから大人になった後、吟遊詩人になりたいと思ったの。たとえ親に反対されても、私は夢を叶えたい!
自分の選ぶ道だから、どんな困難でも克服する…どもることだって絶対なんとかする!
③グッドラック。
→ありがとう、絶対にモンドの伝説の吟遊詩人になるからね!
…どもることを克服できたらだけど…