申鶴(しんかく)

CV:川澄綾子

人の身でありながら、仙人の弟子となった申鶴。かつては璃月港より遠く離れた山野で暮らし、赤紐で自らに枷をかけて修身に努めていた。仙人のような凛とした佇まいは、彼女を神秘的な存在として際立たせている。(公式HPより抜粋)

プロフィール

誕生日:3月10日
所属:璃月港
神の目:氷
命ノ星座:愁疏座
名刺:櫛掠(しつりゃく)…愁苦ゆえの白髪。「梳」と「疏」の発音が同じため、璃月の人々は櫛で髪を梳かすと、悩みもほどけると信じている。
仙人の弟子であり、気品溢れる女性。璃月の山奥にひっそりと住み、その気質は仙人のように孤独で淡々としている。

キャラクター詳細

申鶴は妖魔退治一族の分家の生まれである。しかし様々な偶然が重なり、彼女は仙人の弟子となった。
留雲借風真君を師としているが、申鶴が持つ優れた胆力と智慧により、彼女はたちまち他の仙人の心をも掴んだ。そして、申鶴は仙人たちのもとで方術を学び、人の身でありながら仙人の方術を習得した。
申鶴が持つ気質からか、彼女の一挙手一投足には仙気が漂っているように見える。その姿は、まるで俗世を離れた仙人と言っても過言ではない。
しかし、申鶴は人目の付かない山奥に長年住んできた人間。仙人たちを除いて、彼女の周りにいたのは鳥や獣だけであった。
その結果、彼女の性格は冷たさを感じる、ますます近寄りがたいものとなっていった。

命ノ星座

★心斎(しんさい)
★定蒙(ていもう)
★潜虚(せんきょ)
★洞観(どうかん)
★化神(けしん)
★忘玄(ぼうげん)

天賦

★踏辰摂斗(とうしんせつと)
★仰霊威召将役呪(ぎょうれいいしょうしょうやくじゅ):「霊力に偽りなし。令を背負いて、神女は馳せる。」
★神女遣雲真訣(しんにょいうんしんけつ):「虚構に囚われた者では、仙道は悟れない。天地の変化を観察し、因果の法則を理解してこそ、初めてその本質を理解できる。」
★大洞弥羅尊法(だいどうみらそんほう)
★縛霊通真法印(ばくれいしんほういん)
★往来通暁(おうらいつうぎょう)

神の目

これはあまり知られていない話。当時、洞窟で父に生贄として捧げられた幼い少女が、どのようにして何日も魔物と戦ったのか。
申鶴は妖魔退治の家に生まれたが、正気を失った父からは魔除けの符術を教えてはもらえなかった。
同年代の無邪気な子供と同じで、彼女は厳しい現実に直面したことがない。しかし洞窟の暗闇の中で、親の庇護を失い、血縁者に裏切られたその絶望的な状況で申鶴は生まれ変わった。
削月築陽真君の占いが示した通り、申鶴の奥底に眠る激しい怒りと血への渇望、そして不屈の精神が、その瞬間に一気に噴き出したのだ。
それらはまるで不可視の盾であり、目で捉えることのできない剣となって、少女の細い体を包んだ。
そして彼女に力を授け、牙を飾り、目の前の下等な魔物を殺すことを許可した。彼女は誓う、この暗闇の中でもっとも凶暴で邪悪であることを証明するため、それを八つ裂きにすると。
命を賭けた戦いが連日続いた。狩人と獲物が交互に入れ替わり、互角の戦いが続く…
生死を分ける瞬間、その並外れた力を振るう少女に神々が目を向けた。
ぽとりと、輝くものが申鶴の手の中に落ちた。そうして勝利は申鶴のほうへと傾き、勝敗は決した。
澄んだ氷の光が霞光のように闇を突き破り、未来への道を示してくれた。
過去の悲惨な運命から申鶴を救い出したそれは、きっと未来でも、彼女が俗世に戻れるよう導くことだろう。

ストーリー

キャラクターストーリー1

璃月の仙人を訪ねようとした者たちの間で、時折語られる噂話がある。それが本物の仙人との邂逅だ。
誰かがどこかで絶望的な状況に陥った時…
ある白髪の儚げな仙人が、間一髪のところで助けてくれるという…よくあるような話だ。
その後の展開は、街角で幾度も歌われてきたようなもの。美しく、酩酊する展開ばかりである。
しかし、当の白髪の仙人がそれについて語る時、全く違う話になる。
「時折、山の中に迷惑な輩が現れる。いぶかしむような目で我を見る様は、実にうんざりする。師匠の邪魔にならないよう、いっそ方術で追い出すか…。万が一、手加減できずに傷付けてしまった場合…それも自業自得であろう、仕様がないことだ。」

キャラクターストーリー2

自由気ままで、仙人のような生活をする人間の中でも、申鶴はもっとも俗世から離れた者であろう。
若くして山奥に住むことになった彼女は、常識が欠けており、人間関係を上手く維持することができない。
普通の人であれば一つの物事に対し、いくつかの考えを巡らせるだろう。しかし、申鶴の場合はもっとも単純で、直接的なものしか思い浮かばないのだ。
たとえば、誰かと意見が食い違った時、彼女には「交渉」という選択肢が出てこない。その代わりに「脅迫」という手段を選んでしまう。確かに手っ取り早く、効率もいい方法ではあるが…。
そんな彼女だが、俗世から離れていたがゆえに、妙なことで考えに耽ることがたまにある――
食事をするのに、なぜモラを払わねばならないのだろうか?
人々への脅迫と、賊への脅迫になんの違いがあるのだろうか?
また自分の師である留雲借風真君のことを、話術の長けた仙人だと心の底から信じていた。
その点だけ見れば、彼女はとても純粋な人物だと分かる。
子供のように混沌とした、しかし単純な認識と論理だけで世を歩いている。かつて、理水畳山真君はこう言った。
「申鶴という娘は優れた才を持つだけでなく、一風変わった性格をしている。」
「世事に疎く、常識にも欠けている。無知蒙昧で勝手気ままだ。」
「留雲借風が彼女を弟子にした時も、容易なことではなかっただろう。」

キャラクターストーリー3

璃月の民間に伝わる逸話の中に、名も無き者が仙人に拾われ、指南を受けることで高みへ登って行く…という仙人との縁を描いた物語が数多く存在する。
しかし、申鶴が弟子入りをした背景はそうではない。むしろ、苦しみを伴うものであった。
彼女が五歳の時、母が病気で亡くなった。妻を心から愛していた父は、その痛みに耐えることができなかった。
時が経つにつれ、その痛みは怨嗟へと変わり、狂気に陥った父は旅に出る。彼は亡くなった妻を蘇らせる方術を求め、夜も眠らずに、一年間休むことなくそのすべを探し歩いた。
彼が幼い申鶴のもとに帰ってきた時、その顔には狂喜が浮かんでいた。
父が見つけたのは、「命の引換」と呼ばれる神秘に満ちた方術。
その方術で召喚できる「仙霊」に生贄を捧げることで、亡くなった人間が蘇るという。
この時の申鶴はただ喜ぶだけで、これから起こる悲劇に気付いていなかった。無理もない、彼女は普通の子供なのだ…長い間、不在だった父がようやく帰ってきたのであれば、それも当然の反応だろう。
彼は裏山の洞窟に贈り物を用意したと言い、申鶴をそこへ連れて行った。
その後の出来事を、申鶴は今も忘れられない――
辿り着いた洞窟には、父が召喚した不気味な黒い「仙霊」がいた。その血走った眼に映るのは、生命力に満ちた申鶴の命のみ。
申鶴は目を見張った。それがどこから来て、この家から何を奪おうとしているのか全く想像ができなかった。
人は危険な状況に陥ると鈍くなるものだ。幼い申鶴も同様に、ある一つのことしか考えられなくなっていた。
彼女を飲み込もうとする魔物を前に、申鶴はただ生き延びることだけを考えた。
彼女は母の魔除けの短剣を握りしめ、震えながら意を決し、黒い「仙霊」に刃先を向けた…
数日後、とある仙人が残留する邪な気配を辿り洞窟を訪れた。そこにいたのは何日も飲み食いせず、満身創痍となった少女。
仙人は、彼女の不幸な運命を憐れんだ。ただ同時に、申鶴が恐ろしい魔物と渡り合ったことを知り、その才に可能性を見出した。仙人は彼女の傷を癒やし、方術の手ほどきをした。
そして、今の申鶴へと成長していったのである。

キャラクターストーリー4

十数年、山で修行していれば、いかに冷めた心でも波打つことがある。
無論、申鶴も例外ではない。ある夜、ふと思い立ち、彼女は一人で山を下りて故郷に帰ったことがある。
故郷や親族に心残りがあったわけではない。ただ、漠然とした感情に従っての行動であった。
かつて住んでいた家に行き、過去のことに執着する父がどのような生活をしているのか、確かめてみたいと思った。
申鶴が故郷に戻って近くの人に尋ねてみると、父は数年前に亡くなっていた。子供の頃に住んでいた家も質に入れられた後、取り壊され、記憶の中にあった痕跡も風雨にさらされてすべて消えていた。
申鶴は人々の注目を集めていたが気にもせず、声を掛けられても一切答えなかった。
心の奥底に響く音に耳を傾けながら、彼女はただ黙って立ち尽くすのみ。
怨恨?妄念?これで我の心は晴れたのだろうか?
それらが一瞬にして浮かび上がり、そして何も残らなかった。心には、波の立たない古い井戸があるだけ。
それは完全に干上がっており、波紋も広がらない。
彼女は長い間、その場に立っていた。やがて、人々が怪訝そうに見つめる中、彼女は去った。
一歩一歩ゆっくりと、一度も振り返ることなく足を進めて。

キャラクターストーリー5

占星術のように、璃月にも運命を占う方法がある。
その占いが示す結果の中でも、人々が特に避けているのが二つの「命格」だ。
一つは孤辰の運命。家族や友人と離れ離れになり、生涯孤独となる運命である。
もう一つが劫煞の運命。数多の災難に見舞われ、常に危険が伴う運命である。
幼い申鶴を仙人が引き取った後、削月築陽真君が彼女を占ったことがあった。
結果、申鶴はその命格を二つとも背負っていた。彼女は孤独で仇なす者であり、その溢れ出る殺意は千年に一度の凶兆。
申鶴を平穏無事に成長させ、無関係な人間に害を与えないためにも、仙人たちが施したのが赤紐で彼女の魂を縛る術だ。
その術により、彼女が放つ殺意と害意は確かに縛られた。しかし、同時に人間が持つ様々な感情も封じられてしまった。
それ以来、申鶴は些細なことで動じなくなり、人が大切にするものも彼女の目には塵として映るようになった。
人間性が徐々に薄れていく彼女は、まるで欲のない美しい彫像のよう。
だが、ある異郷の旅人との出会いをきっかけに、自分の運命の奥底にある何かが緩んで行くことに彼女は気づいた。
そして、長いこと消えていた馴染みのない感情が、少しずつ彼女に現れ始める。
削月築陽真君が言うように――運命は天が定めるもの、運勢は人が描くものだ。申鶴とこの世の物語は、まだ幕を閉じてはいない…

翠鈿白玉櫛(すいでんしらたまぐし)

申鶴の髪は元々黒かった。
琥牢山に着いた時、彼女は岩の上に登って雲海を眺めながら何も考えず、一日中無言でいることを望んだ。
眠くなったら服を着たまま眠り、喉が渇いたら山露を飲み、お腹が空いたら清心を摘んで食べる生活。
留雲借風真君の心は鏡のように澄んでいる。彼女のことを邪魔することなく、仙石で作られた翠鈿白玉櫛を申鶴に贈った。
そして、留雲借風真君はこう言ったという。今後、俗世との縁を切り、仙人の弟子となることを望んだ時、この玉櫛で髪を三回梳かすといい。さすれば弟子と見なされる。
すると、申鶴は躊躇うことなく、髪を三回梳いた。不思議なことに、髪を一回流かすと、その黒髪に銀色の霜が降りた。
二回梳かすと、黒髪と白髪が半々になった。
三回梳かすと、まるで白雪に覆われたかのようになった。
……
申鶴は今でも、その櫛を仙人との縁を結んだ証として身に着けている。
長年の修行を経て、彼女は髪を三回梳かすこの儀式の意味を理解した。
それは、櫛一回で悩みを溶かし、櫛二回で喜びも悲しみも無にし、櫛三回で白髪になっても後悔しないというものであった。

キャラクター関連

挨拶

●初めまして…:我の名は申鶴、孤独で仇なす者、周りの者に災いをもたらす恐れがある。この赤紐で魂に枷を加え、殺意を抑制するよう仙人たちに釘を刺された。我との同行を恐れないのであれば…良かろう。ならば我の手を握るがいい。
●世間話・帰着:俗世に帰着するなど、高望みなこと。我は自然と共に在る方が落ち着く。
●世間話・要訣:正道に戻り、己が身を守るのだ…
●世間話・刀槍:刀や槍は相手を選ばず、赤紐の力にも限度がある。だから我は人混みの多いところを好まない。
●雨の日…:こういう時、世の者は…傘をさすのか?
●雨上がり…:天気が良くなると、気分も晴れる。邪魔者が来ないのを願おう…たとえ来たとしても、消えてもらうのみだが。
●雷の日…:凍らせた魔物に雷が落ちれば、瞬時に仕留められる。服を汚さずにな。
●暴風の日…:ああ…師匠は慶雲頂の凄風を好んでいた。
●おはよう…:ごきげんよう。朝露は実に甘い、主にも分けてやろうか?
●こんにちは…:午後の眠気を振り払いたいのであれば、坐禅を試してみるといい。効果があるはずだ。
●こんばんは…:俗世の灯火と山林の月光、主はどちらが好みだ?
●おやすみ…:安心して休息を取るがよい。我は眠りが浅いゆえ、その間、周りを見張っておこう。
●誕生日…:誕生日というのは記憶に残る日であり、贈り物をして祝うと聞いたことがある。世の物について、我は詳しくない。だが銀河が輝く夜の空は、今まで山で見たものの中で一番美しい。主と共に誕生日を祝うため、湖を凍らせて曇りない鏡にし、浮かんでいる雲や星を目の前に映し出してみた…気に入って…もらえたか?

自己紹介

●申鶴自身について・本能:己を磨き、方術の修行をする。これらはすべて本能によるもので、我自身のためである。俗世を救済する心など我にはない。悪を裁くのはついでのこと、礼は不要だ。
●申鶴自身について・異類:我の恩恵を受けた人間は我を仙人と呼び、裁きを受けた者は魔の女と呼ぶ。ふん…仙であろうが魔であろうが、所詮、凡人にとって我は異類ということだ…
●人との接し方について…:我は滅多に下山しない。それゆえ、人との接し方が分からないのだ。揉め事が起きた時は、我自身のやり方で対処する。だが、もし主が齟齬を感じた場合、必ず教えてくれ。理解できずとも、主の言葉を信じ、それに従おう。
●赤紐について…師匠は我の心を抑えるため、この赤紐を与えてくれた。だが、ここ数日、主と共にあったおかげで真の要となる部分を悟り、力を自在に制御できるようになった…主こそが、我を抑える赤紐。この心境を理解してくれるのならば、我の傍にいてほしい。
●「神の目」について…:この輝く石が「神の目」なのか?ふん…得失はすべて縁によるもの。今後もし縁が切れたなら、こやつの光も消えるだろう。
●シェアしたいこと…:邪祟りは祓いやすいが、心魔はそう容易くはない。執念を捨てきれないのであれば、仙法や術式をもってしても取り返しがつかなくなるだろう。
●興味のあること…:「初雪には浪漫がある」と言われるが、それは何故だ?あの山頂では毎日のように雪が降っている。初雪とはいつを指すのだろうか?教えて欲しい、我には理解できぬ。
●申鶴を知る・1:我の肩書きを気にしないで欲しい。我は仙人でもなければ、仙力も使えない。ただ、妖魔退治一族の分家に生まれ、璃月港から遠い山で育っただけだ。仙人の弟子であるが、それ以外の何者でもない。
●申鶴を知る・2:悪事を働く者に出会うと、進んで説教をする者がいるが、我にはそのような行為が理解できない。悪意を抱く邪魔者は早々に排除すべきであろう。なのに、何故そんな億劫なことをわざわざする?
●申鶴を知る・3:我は仙人の下で学び、気を引き締めて修行を行ってきた。そして修行が進むにつれて、あの方たちは新しい術を教えなくなり、殺意を抑える方法を我に叩き込んだ。そう硬くなるな…平地に大穴を開けたり、木を根っこごと引き抜いたりなど、人里離れた森でしかやったことがない。無論、罪のない人に害を与えたこともない。そして、今の我はもう自身の力を制御できている。
●申鶴を知る・4:父は我の血肉と引き換えに、母の命を取り戻そうとした。洞窟に置き去りにされた我は、父が戻ってきて助けてくれるのではないかと一時は期待していた。一日、二日、三日と経ち…その間、我は必死に戦った、魔物とな。疲れ果てて我は倒れても、父はついぞ現れなかった。理解できなかった、我は邪気があるゆえ捨てられたのか、それとも天涯孤独となる運命だったがゆえに、このような邪気を生み出したのか?
●申鶴を知る・5:ある日、師匠に内緒で山を下り、村に戻ったことがある。我がいた村は荒れ果て、父は亡くなっていた。その時、親族との繋がりは完全に断たれたのだと気付いた。過ぎ去った日々は、決して語られることなどない。その日から、我は世との関わりをすべて捨てた…主に出会うまではな。
●趣味:坐禅とは「静」になること。雑念を捨て、周りの息づかいを体で感じることにより、すぐさま我を取り戻すことができる。師匠によると、十分な修行を積めば坐禅を行う際、姿勢に気を配る必要が無くなるという。仙人は立ったままでも坐禅と同じ状態になれるようだが…我はまだまだ修行が足りぬ。
●悩み:大切な人を失う怖さ、大切な人を救いたい気持ち…このように心が縛られるような感覚は、体験したことがなかった。我の悩みだが…願いでもある。
●好きな食べ物:山を下りた時に様々な料理を食べたが、味はあまり覚えていない。ただ唯一忘れられないのは、かつて暮らした家で食べた一杯の麺…いや、これは覚えておくべきことではない。そう…覚えておくべきことではないんだ…
●嫌いな食べ物:薬草を長く噛んでいると、苦味と渋味のみが残る…長年修行をしてきたから、その類の戒律にはもう慣れているが。仙人たち?「仙人は俗世に阻まれることなく修行するため、どんな料理でも気にすることなく食べることができる」…と師匠は言っていた。
●突破した感想・起:操れる力が…より増したようだ。
●突破した感想・承:師匠に知られたら、もっと赤紐を結ぶよう我に言うことだろう。
●突破した感想・転:近頃、こもって修行する時間は減ったが、何故か成果は出ている…おそらく主と共にいるからこそ、成せたことなのだろう。
●突破した感想・結:以前は「雑念を捨てれば超越できる」と思っていた。だが数々の経験を積み重ね、初めて悟った。守りたいものがあってこそ、力を発揮できると…そして力を、有意義なものにできるのだと気づいた。

関連キャラクター

雲菫:雲菫が演じていたのは…「璃月劇」というものか?我は好きだぞ。実際に会わなくとも、その者の事跡を知ることができる。もし主の物語を取り入れたら、さぞかし面白い劇になるだろう。

→『神女劈観』の台本はとうに覚え、淀みなく暗唱できるほどになっております。ただ「神女」が実在の人物を参考にしてたとは、今日まで知りませんでした。縁というものはやはり不思議なものですね。彼女がこれから友に恵まれ、孤独を感じることがないよう願っています。

甘雨:彼女については師匠から色々と聞いている…実際の彼女は、我が抱いていた印象とだいぶ異なるようだ。安心するがよい、このことは誰にも言わない。そういえば、近頃の璃月港はかなり賑わっているな…そのような俗世に溶けこむには、それなりの代償が必要であろう。

→私は彼女のことをよく知っているわけではありません。ただ留雲真君から、彼女は気性が荒く、心を抑えられなければ周囲に大きな危害を与えてしまうと聞きました…普段、暇を持て余し過ぎているからかもしれませんね。私が…彼女に仕事をお勧めした方がいいのでしょうか…?

凝光:人々の言う富とやらは、我にとっては不要な物だ。しかし凝光殿にかかれば、刀や槍では手に負えぬ難題をも解決する。彼女は世の規則を知り、人の心を見抜いているのだ…仙人でも成すことができないと、そう師匠が言っていた。そんな彼女を、我は尊敬している。

→申鶴さんは元気かしら?彼女の面倒を見てくれてご苦労様。あなたたちが群玉閣の再建を手伝ってくれたこと、ずっと心にとめているし、感謝している。さて、社交辞令はここまでにしましょう。お茶も用意してあるし、暇な時はもっとここに来てもいいのよ。

:あまり笑顔を見せないという印象が強い。つい最近会った時も、相変わらず無ロだったが…以前より、肩の力が抜けているような感じがした。もしかするとよき理解者と巡り会えたのかもしれない。

→申鶴はかなりお前を信頼しているようだな。それもそのはず。何せお前のようにお人よしで温かい者はそういない。

鍾離:あの方は自分を凡人だと主張しているが、仙人である師匠と親しげにしていた。もし仙府前の腰掛でお酒を飲んでいるあの方を見かけたら、邪魔をせずにそっとしておけと師匠に言われたことがある。だから、我はその通りにした。

重雲:我にも「親族」がいたとは…彼がもし修行に関して迷うことがあれば、我は喜んで手を貸そう。ただ、山に来てもらう必要があるがな。…彼の家の者は熱烈過ぎるゆえ、どう誘いを断ったらいいのか我には分からぬ…

→家の大人たちが、彼女について話していたのを聞いたことがある。彼女の家に起きたことは…同情せざるを得ない。分家の遠い親戚である彼女が帰ってきて、まだ生きていることを知った大人たちはすごく喜んでいた。それで、彼女に贈り物をするため、吉日にみんなで集まろうとしたんだが…まさか普段、彼女の姿をまったく見ることができないとは…そういえば、待てよ…血縁関係から考えて、ぼ、ぼくは…彼女を「おば」と呼ばなきゃいけないのか…

白朮:彼は接しやすく思いやりがあり、店に並んでいる薬草の質もいい。それに比べて、首に巻かれた蛇は口がうるさい…大丈夫、我は何もしていない。蛇相手に怒るほど、心が狭くはないからな。

胡桃:彼女はよく奇妙な歌を口ずさみながら、近くの森を彷徨っている。そのうちに、彼女の歌を何度も耳にするようになった。聞き慣れた今もまだ違和感を覚えるが、別に嫌いというわけではない。

→彼女は本当に面白い人だよ。他の誰とも違うの。ねぇ、私もこれから毎日、仙草を食べて山露を飲めば、彼女のように浮世離れした人になれるかな?えへへ…

北斗:北斗は礼儀作法を重んじない。会話の意味も深く推測する必要がないため、とても気楽に接することができる。ただ…彼女の周りには常に人がいる。船には大勢の乗組員がいるらしい…人混みを相手にする時は、主が傍にいてくれねば困る。

行秋:主の耳元で何かを囁く彼の姿を見た。何を言ったのかは分からぬが、もし脅迫でも受けたのなら必ずあやつを…ん?友人同士の冗談?まことか?

→申鶴さんの僕を見る目つきは、少し恐ろしい感じがする。だから僕も、気軽には話しかけられない。ふむ…おかしいな、まさか無意識のうちに彼女…もしくは彼女の周りの人からの恨みを買ったのだろうか?

★ヨォーヨ→申鶴ねぇねは長い間俗世から離れてて、やっと璃月港に戻ったんだ。きっと慣れてないことも多いはずなの。ヨォーヨも甘雨ねぇねと一緒に申鶴ねぇねのお世話をしたいけど…どう言えばすんなり受け入れてくれるかな?