雷祭りの冠(かみなりまつりのかんむり):大昔の時代の司祭が使用していた冠。長年雷鳴を傾聴していたため、不思議な耐性を持っている。
…話しによると、
昔のある時代に、地上の人たちは空からの啓示が聞こえた。
神の使者が未開の人間の間を歩いて、河と海は枯れて、雷が降り始めた。
人間は流れ込む知恵を満喫し、知恵は繁栄をもたらした。
最後に、知恵は誇りと夢、そして質問の度胸をもたらした。
空の権威に質問を問う度胸、神々の庭に登る度胸を。
神に愛と繁栄、知恵を承諾されても、天上の使者は激怒した。
永遠への疑いは許されないことであった。
泥まみれの大地が天空を覗くことは、決して許されなかった――
白枝の冠を被る主祭は、使者の怒りを治めるため、
大地の底まで行き、古都の銀木に隠された知恵を探った…