場所:星落ちの谷・モンド城・ゲーテホテル付近
関連NPC:エリン(娘)、ワーグナー
ワーグナーの剣は高いな…
①(あなた)君は…
→俺?いやいや、違うぞ、人違いだ。
俺は買い物をしている普通の父親だ。な?普通だろ?
ー①別に探してない…
→ああ、誤解したようだ。すまない、また俺の話を聞いたやつが俺を探してると思った。
ああ、冒険者ヘルマンの伝説をとか聞いたら信じるなよ。たとえそれが真実だとしても…信じるな!
あれはもう俺じゃないんだ。俺の目には星と深淵はもう映らない、映るのは妻と娘だけなんだ。
彼女たちがいる限り、俺には命がけで冒険する権利はないんだ。
ー宝:あの人は?
→もしかして…冒険者ヘルマンを知らないのか?
…いや、その手には乗らないぞ。俺を復帰させようとしてるんだな、分かってるぞ!
残念だが、今の俺は君たち後輩に俺の経験を教えることしかできない。もう冒険には行けないんだ…
冒険者の経験×7
②なにしてるの?
→ああ、俺の娘エリンはそろそろ騎士団選抜に参加できる歳になる。騎士団に入るのがあの子の夢なんだ。
あの子の今年の誕生日に剣をプレゼントしようと思ったが、値段がな…
冒険に行かない俺は何もできないのか…
あの時嫌々ながら「冷刃」を売って得た金も全部使ってしまったんだ…
③さようなら。
→さようなら。何か金を稼げる方法があったら紹介してくれ。命を懸けないやつがいい。
暴風解除後:龍災について…
→龍災?まさか俺に…
…、だ、だめだ、復帰は絶対にしない!
俺には妻と娘がいる。冒険者ヘルマンはもう俺とは関係がないんだ!
俺の命はもう俺だけのものじゃない。彼女たちのためにも、もう冒険はできないんだ…
●冷刃片手に、大陸に名を馳せた元大冒険者。バーバラのファン。
関連
★多層鍛造の精密な鋼で作った頼もしい兵器、持ち主の冒険を目撃してきた。
★硬い鋼材を何度も折り返して鍛え作り上げられた剣。
薄暗く冷たい光が輝いている。
かつて有名な冒険者が持っていた。広く、幽䆳な大地を目にしてきた。
魔物の鋼骨を斬り、強盗の刃をも相手にしてきた。
ただ最後は、
少女のために、彼はこの広い大地と果てのない空、
協会の仲間、そしてこの冷たい「鋼の親友」を捨てた。